箱根に山籠り中の高崎は現在、
箱根湯本と強羅の間、宮ノ下温泉郷にある
hakone hostel 1914も手伝わせてもらっています。
お正月には目の前を箱根駅伝が通る、国道1号線の緩やかな坂にあります。
hostel 1914は
箱根湯本のゲストハウスazito(こっちも手伝わせてもらってます)のオーナーゆうたくんが、
お友達の久美さんと2人で運営しています。
その名の通り1914年産まれ、
築100年を超えるレトロな佇まいのホステル。
35年ほど前までは郵便局でした。
久美さんの実家でもあります。
久美さんはこの家で産まれました。
お兄さん達は病院で産まれたけど、
久美さんだけは、まさに ここ で産まれたそうです。
建物の持つ雰囲気と、
久美さんの雰囲気がとてもマッチしています。
白い壁に、優しいミントグリーンの柱。
チューリップ型のライトには、オレンジがかった柔らかな灯。
その下には、
上品な白髪のショートヘアと黒い丸眼鏡、
久美さんの優しい笑顔。
久美さんがここにいることで、
空間が完成されたような気さえします。
町自体がノスタルジックな宮ノ下には、
多くのアンティークショップが集まっていて、
この建物も永くアンティークショップに貸し出していたそうですが、
昨年ホステルとしてオープンしました。
かつてヨーロッパやアメリカの田舎を旅していた久美さん。
当時はネットやガイドブックもなく、
現地の観光案内所を頼りにホステルを決め、
ホステルのスタッフに
ここは絶対行った方がいいよ!
これは絶対食べた方がいいよ!
なんて暖かく迎えられて。
この久美さんの大切な場所で、
同じようにゲストを暖かく迎えることにしたそうです。
同時にそれは、
この建物を守る手段でもありました。
ひとがいない家は廃れてしまう。
だから、
家にひとがたくさん来るように、と。
久美さんが建物のことを話す言葉の端々に、
本当にここを『愛している』という気持ちが感じられます。
上手く言えないんですが、
それにすごく心が震える感覚です。
「ほっこり」よりもっと深く、
とても心が満たされる空間です。
街がすきだから。
家がすきだから。
人を迎えるのがすきだから。
ゲストハウスやホステルを始める理由は様々で、
みんなにものがたりがあります。
ものがたりを知ると、
みんなの だいすき が見えます。
久美さんのだいすきを
ぜひ見にきてください。
予約はbooking.comからどうぞ!
ノスタルジック気分に浸っている
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